滋賀県 Rapu+/西澤 景子 様
タイトル『ハンドセラピスが教えてくれた私らしい生き方』
人生には、思いもよらない転機が訪れることがあります。
私にとってのそれは、友人から誘われて受けた、ある一つの施術でした。
それが「ハンドセラピス」との出会いです。
当時は、これが自分の職業になり、生き方そのものを変えることになるとは夢にも思っていませんでした。
その頃の私は、保育士として働きながら、シングルマザーになったばかり。
毎日が目まぐるしく過ぎ去り、仕事と育児、そして将来への不安に追われていました。
「お母さんなんだから頑張らなきゃ」と自分を奮い立たせる一方で、
心の中はいつも余裕がなく、乾いた砂漠のようでした。
そんな中、初めてハンドセラピスの施術を受けた時、体に流れる心地よい感覚とともに、
張り詰めていた心の糸がふっと緩んでいくのを感じました。
癒やされていく中で、ふと思い出したのは、35歳という若さで乳がんで亡くなった
実の母のことでした。
幼少期の記憶にある母は、いつもどこか不機嫌そうで、私はそんな母の顔色をうかがい、
怖さを感じながら育ちました。けれど、自分も母となり、余裕のない日々を経験した今、
ようやく気づいたのです。
母も私と同じように、誰にも頼れず、心身ともに余裕がなかっただけなのではないか……。
もしあの時、母の心に少しでもゆとりがあれば、もっと笑い合えたのではないか……。
母の葬儀の時、今でも忘れられない光景があります。
祖母や親戚が母に施す「死に化粧」が、どこか雑で、淡々とした作業に見えたのです。
違和感のあるメイクをされた冷たい母の顔を前にして、私は心の底から突き上げるような衝動を感じました。
「私がもっと綺麗にしてあげたかった」
その時の強く切ない思いは、長い間、私の胸の奥深くに眠っていました。
保育士として働く日々の中でも、その思いは形を変えて現れました。
毎日送り迎えに来るお母さんたちと接する中で、多くの女性が自分のことを後回しにし、
我慢することで家庭や社会を成り立たせている現状に、強い違和感を抱くようになったのです。
「女性が自分を好きになり、心から笑えるようになれば、子どもたちも、社会ももっと
明るくなるはず」
そう確信した私は、導かれるようにハンドセラピスのライセンスを取得しました。
あの時、母にしてあげられなかった「綺麗にする」という願いを、今を生きる女性たちに届けたい。その一心でサロンをオープンし、早一年が経ちました。
現在、私のサロンには、母になっても、何歳になっても「綺麗でいたい」と願う
素敵な女性たちがたくさん集まってくださっています。
施術を通して、お客様の表情が柔らかく、美しく変わっていく姿を見るたびに、
私は言葉にできないほどの喜びを感じます。
かつての私や私の母のように、余裕を失い、自分を責めてしまう女性を一人でも減らしたい。手のひらから伝わるエネルギーを通して、心と体を整え、自分自身を愛でる時間を提供すること。
それが、今の私の使命です。
ハンドセラピスと出会い、私はようやく自分自身の人生を肯定できるようになりました。
これからも、目の前のお客様が自分らしく輝けるよう、心を込めてサポートし続けたいと
思っています。